46回創作テレビドラマ大賞の公開講座を受けてみた話

どうも、shigroxです。

今日は朝早くに用事があったのですが、午前中に用事があるとまるで1日が2日であるかのように長く感じますね

そんなこと言っても、1日中ずっと忙しかったというわけではなく用事が終わった後家に帰って基本的にはぐうたらしていたわけなんですけども

2020年5月30日に行われた創作テレビドラマ大賞の公開講座、本日受講してきました。

原稿の書き方であったり投稿に関しての注意点など形式的なことを教えてくれるのかな、と思いきや意外に創作についてや昨今の事情など作品の内容にフォーカスを当てて解説してくれるようなものでした。

講座は審査員を務める脚本家の方や、NHKのプロデューサー、ディレクター、前年度の受賞者などによってオムニバス形式で行われ、最後に座談会という形式で受講者から事前に募った質問に答えていく、というもの。

オンライン開催なので、shigoroxはメモを取りながら講座に臨んだのですが、特に印象に残ったことは、前回(45回)の最終審査を務めたという久松真一さんの前回の応募作に対する講評でしょうか。

最終審査に残った応募作は8作。どれも脚本としての完成度は高く、審査員の方々からは好評だったのですが、審査後に査読を行った脚本家の方々からは「テーマがありきたり」という声が上がったのだとか。

特に多かったテーマは「夢」。新人賞という特性上、やはり夢を追い続ける主人公というのは脚本家になりたい応募者にとって感情移入しにくくかつ身近なテーマなのでドラマを作りやすかったのでしょう。

とはいえ、主催者側としては新しい時代のドラマを作れるフレッシュな感性を求めているので、既存のドラマで語られているテーマについての完成度の高い脚本よりも斬新なテーマや現代的な切り口で物事をとらえたような作品が見たいのは事実のようです。

ドラマとしては間違いなく面白いのに、企画としては通らなそうなものもあったともおっしゃってました。確かに、企画として番組を制作するとなると話題性やキャッチ―さも重要な要素になっていきます。

例えば、(自分のような若輩者が軽々しく名前を挙げていいような方ではないですが)小津安二郎さんの書く脚本がいくらいいものだとしても、現代のテレビで放送して視聴率が取れるかどうか、というのはまた別の話ですからね。友達との会話で『半沢直樹』とか『逃げるは恥だが役に立つ』の話題で盛り上がることはあっても、『東京物語』で盛り上がるということはあまりないでしょう。普遍的であるがゆえに話題性に乏しく、言ってしまえば地味になってしまうというジレンマもあります。

NHKが主催する賞ということもありいわゆる典型的な”ドラマ”が求められる賞レースだと思っていましたが、そういうところも見ているんだなぁと意外に思いました。

NHKで長年プロデューサーを務めていらっしゃる訓覇圭さんのお話もありました。まず最後まで書くんだという意思が重要であると述べたうえで、NHKの昨今のドラマの取り組みについて語ってくれました。

NHKの土曜のドラマ枠では国際的に通用するドラマやSF(!)などの新しいジャンルを開拓していくという方針らしく、また、よるドラという枠ではインターネット配信を主眼としたものを制作しているとのこと。

作家の個性を重視するということをおっしゃられていて、自分にしか書けない、今までに見たことのないようなものを書ける作家さんとお仕事したいみたいなことも言ってました。NHKのドラマ部で新しい試みをしているという話からも分かるように、新人賞であるからには、従来的なドラマを作れる人よりも新しい時代のドラマを作れる人が欲しいということなのでしょう。

新しいドラマとは何かと言われると難しい話で、脚本を作った経験がほぼないに等しい俺にとっては雲の上の話のようですが……。まず、普通の脚本が書けるようにならんといけないですね、自分の場合。

ほぼ思い付きのように第46回NHK創作テレビドラマ大賞に応募しようと決めた自分ですが、締め切りまで1か月でまだ1枚もかけていない状況です。投稿作は映像化した際に45分になるように想定されるように書かれた脚本とのことなので、枚数にして大体50~55枚ぐらい。推敲することも考えると6月中旬ぐらいに完成してないとまずいので、ぶっちゃけ超ピンチです。

脚本書く人ってどれくらいのペースで書くのが普通なんでしょうか。2週間で50枚とか書ける気しないですね。1日あたりのページ数に換算すると3.5枚ぐらい。……枚数だけ見るとそうでもない気しますが、実際原稿を目の当たりにすると頭が真っ白になってしまうんだよなぁ。

ただ、朗報なのが公開講座を受けている間に、ドラマのアイデアはぴん! と思い浮かびました。

あとは構成を考えて、脚本に書き起こすのみ! ……でも最近仕事のほうも忙しいというもやもや。

毎日書くことを決意してからたった2日目なのに早くも三日坊主になりそうな自分の怠惰さにびびりました。

継続期間:2日目